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高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)
 
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 ホーモイ代表(田中隆子)の日々の「思い」や「よもやま話」


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 2013年3月

  第3回 認知症下関大会
 
 2月23日
 認知症を地域で支えるまちづくり下関ネットワーク委員会主催の「第3回認知症下関大会」が開催されました。

 私の役目は総括です。

 今回のプログラムの目玉は実践報告①の「認知症介護に関する意識調査 結果報告」です。

 山口県立大学社会福祉学部長の草平武志教授の指導のもと、草平ゼミの学生と下関ネットワーク委員会のメンバーで、春から話し合いを重ね調査表を作成し、平成24年11月25日から12月25日までを調査時期として1,000通を、認知症をもつ人を介護する家族の方に配り、協力をお願いし、264件の回答があった集計を速報しました。

 調査目的は「認知症をもつ人を介護する家族を対象に介護者の思いを調査することで、介護の実情と介護の大変さの要因を明らかにし、今後の介護者支援のあり方を検討していくことを目的とする。」です。

 結果は自由記述に、大変な状況が多くさん書かれていました。(別に記載)これから調査結果を分析し、どのように介護者を支援して行けるのか検討し、この結果を生かして行けるよう努力します。ネットワークの大きな仕事です。

 実践報告②は「認知症予防スリーAの取り組み」で、認知症予防ネット下関代表の波戸崎みゑ子さんです。スリーAは以前から ホーモイが取り組んでいる認知症予防の為の脳活性化ゲームです。

 基調講演は介護のカリスマと言われる三好春樹さんで、話術・ジェスチャーが巧みで、観客を引きつける技がすごいと思いました。
 
そして体験にもとづく話は人を引き付けます。テーマは「認知症ケア、生活の場ならではの見方、関わり方」でした。

 認知症ケアは人と人との関わりなので、楽しんで介護をすることだと思いました。

 介護職の方々にとって又、介護する人にとって三好春樹さんの話は栄養剤になるようです。

 でも商魂たくましく、本屋(雲母(きらら)書房)にマットレス販売(ハッピーおがわ)などが同行して来ました。良いものを紹介するためでしょうが、さすがカリスマ三好春樹さんでした。
 調査結果の概要        

●下関における認知症高齢者の介護は、女性を中心に比較的年齢の高い人が、少ない人数で支えており、一人で介護を担っている人も少なくない。6年以上介護している人が3割を超え、介護の期間は長期にわたっている。8割5分の人が、介護の大変さを感じており、7割の人が介護を始めてから心身の悪化を感じており、認知症高齢者の介護の大変さを訴えている。

●9割近い人は、介護サービスを利用しており、多くの人には介護の相談相手もあり、一人で介護を担っている人が多い中で社会的な支えがあることが伺えた。

●介護に関しての不安や困難なことは、物忘れが強い、排泄介助など被介護者本人への対応のほか、介護者自身の精神的負担、介護者自身の体力的負担、本人とのコミュニケーションなど介護者の被介護者本人との葛藤についての困難・不安が多いことがわかる。

●在宅での介護の限界に感じている人も多く、3割を超える人が、施設入所の申し込みをしている。

●介護について一番相談しやすい相手は、家族(約4割)、ケアマネジャー(3割強)、家族会(1割弱)の順であったが、家族会への加入率は2割未満と高い数字とは言えない。一方で、相談相手がいない人が1割程度おり、こうした孤立した介護者には、社会の支えが必要であると思慮される。

●また、今回の調査は、介護支援専門員や家族会などとの繋がりがある人を対象としているため、調査の対象外である社会の中で孤立している人のことも考慮に入れる必要がある。

介護者の思い(自由記述)
 *要介護者本人の行動に対するいらだち、とまどいを感じている。
*虐待してしまうほど追いつめられている。
 *専門職、専門サービスに感謝している。
 *利用者への対応等専門職の援助に疑問を持っている。
 *介護に関する家族の協力に感謝している。
 *サービス利用に制限が加えられており、福祉サービスの拡充を望む。
 *介護サービスを利用するための利用料の減免など社会保障の拡充を望む。
 *こうしていろいろ書くことで、日頃の介護のやるせなさが解消される。
           
大会チラシ
 
          
 資料の袋詰め
 
          
 受付風景
  
           
 草平教授の調査報告
 
           
 三好春樹さんの講演
 今後の課題

 今回得られた情報をもとに介護の大変さの要因を明らかにするとともに、今後の介護者支援のあり方を検討していきたい。
 
   2013年2月5日(火)

 2013年2月

  「下関市長への要望書」
 
 日々活動をしながら、市民の力(私達の力)だけでは、どうにもならない事にぶつかります。
 常々思っている事を、市長に申し上げ理解して頂きたいとの思いが通じたのか、ある会の新年会で市長にお逢いできました。そして2月1日にアポイントメントを取る事が出来ました。
 前日に、何か資料を提出しなければ分かってもらえないと思い「地域活性化に関する要望書」を準備しました。

平成25年2月1日
下関市長                                     
   中尾 友昭 様
高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ) 
代表 田中 隆子
地域活性化に関する要望書
     ① 認知症を地域で支え合おう!   

       ・認知症を地域で支えあうまちづくり宣言。 

       ・認知症予防教室の普及(スリーA) 

   
     ② 市民活動の活性化 

       ・生涯現役 輝いて生きるために。 

        生涯学習(フィールドワークを組み込んで)

        大学との連携  

       ・市民活動センターの民営化(NPO) 


     ③ 男女共同参画社会の構築  

       ・男女共同参画は遅々として進まない 

       ・多様な考えが反映される社会を


     ④ 市職員・市民に研修の場を

       ・県外の催しに積極的に参加し、外の風を入れ活性化させるため 
 主に①認知症を地域で支え合おう!の認知症予防教室の普及(スリーA)の事を力説しました。

 私達の会(ホーモイ)での学習がもとになり「認知症予防ネット下関」が発足しました。2年間、市民活動助成を受けて開催した「認知症予防教室」のデーターを見て、その成果のすばらしさや認知症の進行をくい止めている状況を知って頂き、この教室を広める事で医療費、介護保険料などの軽減が見込まれる事、そして日常生活への引き戻しが出来る事などを理解して頂きたいとの思いでした。
 福祉部・保健部の各担当課の課長さん達が後方で聞いておられました。
 市長から、この要望書に各担当課が返答を出すように指示がありました。

 以前も1~2回要望書を提出し返答がありましたが、それぞれ縦割りで問題を考え、保身的な返答しかなかったように思います。市民が一生懸命地域活性化の為に要望している事が生かされない事に残念でたまりませんでした。

 今回の返答がどうなのか?前向きな返答があるのか?

 要望書の内容を事前に提出していなかった事に、秘書課から注意を受けました。こういう事に手馴れてなくてご迷惑をおかけしました。

 もっとたくさんの人の意見を聞く場を、年1回の市長との懇談会と市長への手紙・メールだけでは少ないように思います。

 市長の決断を期待します。
   2013年1月7日(月)

 2013年1月

  今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
        新年あけまして おめでとうございます
        つつがなく初春をお迎えのことと存じます。

 2013年の展望として
 
 
 ■世界は、グローバリゼーションの流れが良くも悪くも進むことでしょう。

 
 ■国内は、高齢化の進展と少子化・人口減社会にあって、高齢者、特に女性の力が社会の多様な分野で発揮されなければならないでしょう。
 そして「連帯と共生の21世紀をめざす」ためにも、あらゆる分野・層に及ぶゆるやかなネットワークを強化する事により、お互いの足らないものを補いながら、新しい展開を求めることが必要でしょう。
 一番心を痛めるのが放射能汚染に始まる生態系の環境悪化です。
 このままでは生命系が危ういでしょう。など、難問山積ですが、“しょうがない”ではすまされません。
 その中でどのような時にあっても希望を持ち、未来に向って慎重に進んでいこうではありませんか!

 
 ■ホーモイは、おかげさまで10周年を迎えます。
 “10周年記念行事に向けて”

 思い起こせば・・・

 1999年 はじめに
 下関市の65歳以上の人口は、昨年22%に達しました。特に、女性の占める比率は高く、一人暮らしの高齢者の5人に4人は女性です。そうした中で、寝たきりの高齢者の介護は、ほとんど女性(妻、嫁、娘)の肩にかかっているのが実情です。
 男女共同参画社会基本法が成立(1999年6月)し、女性の自立や社会参加の必要性が叫ばれ、女性自身の自覚も高まりつつありますが、その一方で、高齢者の看取りのために閉じ込められ、自己実現の道を阻まれている多くの女性が存在しています。
 このような現状を打開し、自らの老いをより豊かな」ものにするために、さまざまな手だtを講じ、実行していかなくてはならないときが来ています(中略)
一方これからの時代は、ぎりぎりまで自立して生きるということが大前提の社会になると思います。その自立を支える最も大きい柱は行政の施策で、その一つが介護保険です。また、柱としての役割は、企業もNPOも果たしていかなくてはなりませんし、地域ボランティアも重要な位置を占めると思います。
 私達の会も、細くてもその一本になれればいい、そしてだんだん太くなっていければ良いなと思っています。(後略)
 

 このような思いで「高齢社会をよくする下関女性の会準備会」を立ち上げ、2003年「高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)」として設立いたしました。
 

 2003年 設立の年にあたり
 「高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)は、3年余りの準備会を経て2003年5月17日に設立いたしました。そして全国に約100グループと1,100人の会員を持つ「高齢社会をよくする女性の会」(代表樋口恵子氏)に入会しました。
 6月1日、樋口恵子代表を迎えて設立記念の会(設立記念講演会・シンポジウム・交流会)を開催しました。1,000人を超える参加者に、たくさんの皆さんが少子・高齢社会に関心を持っていることを感じ、心強くまたうれしく思いました。
 樋口恵子代表が21世紀は高齢化の世紀であり、特に長生きの女性の比率が高くなる「おばあさんの世紀」である。「21世紀の切り札は、高齢女性のあり方」、その心意気で活動を、と言われています。
 そのような状況の中で、おばあさんとおばあさん予備軍の私たちが楽しく年を重ねられたら、このまちはきっときらきら輝くでしょう。
 そうすれば、安心して子を産み育て、安心して老いることができ、子どもが増え高齢者が社会で生き生き活動できると思います。
 私達の会では一人でも多くの人たちとともに学んで共通認識を深め、私達にできることは何なのかを探り、実践につなげて行きたいとの思いで、講演会・シンポジウム・学習会・ワークショップ形式等の公開講座を開催してきました。
 高齢化率23%の下関において「高齢化社会」、「老人医療費増大(介護保険料)」への対応が急務となっています。今年度から当会は行政と協働し、専門家の指導を受け、運動指導(筋力トレーニング)とミニデイ(昼食会・茶話会)を盛り込んだサロンを定期的に開催し、「寝たきりゼロ作戦」として体力向上と健康増進、閉じこもり防止等、介護予防の啓発をすすめます。そのモデル地区として、11月から大学町三丁目の集会所でサロンを第一土曜日に開いています。これからも着実に歩みを進めたいと希っています。(2004年3月)
 設立時の思いから10年 その時々のニーズにあった学習会・講演会・シンポジウム・ワークショップなどから事業(実践)に結びつけた「介護予防のためのサロン事業」「認知症予防ネット下関」(別組織)「認知症を地域で支えるまちづくり下関ネットワーク委員会」(別組織)。それぞれが広がりつつあり、下関の地域福祉に貢献出来ていると自負しております。

 10周年を記念して又新たに出発するために記念誌“10年のあゆみ”“10周年記念フォーラム”“祝賀会”を企画しました。
 “記念フォーラム”を開催いたします。

 日 時 : 9月28日(土)

 場 所 : 梅光学院大学スタージェスホール
 

 記念フォーラムには
「NPO法人・高齢社会をよくする女性の会」理事長・樋口恵子氏と
「NPO法人・ウイメンズアクションネットワーク(WAM)」理事長・
東京大学名誉教授・上野千鶴子氏が登壇して下さる予定です。

我が下関市でビッグなお二人をお招き出来ることはとても光栄な事だと思います。

 


 
 
   
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