山口県おでかけ情報 山口県周南市 人間魚雷回天の島 大津島の馬島港
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回天の島、大津島の馬島に行って来ました、徳山港より船で40分でつきます。

船内の様子
港から、約10分丘をのぼってゆくとそこに、回天記念館があります。

記念館の門から入口までの、両側の石碑には回天による戦没者145名の方の名前と出身地が記されています。
記念館は、回天が兵器として採用されるた背景など様々な展示や、説明があります。
説明にはこころを打たれます。

説明風景
展示物には、たくさんの遺書があり、若き英霊たちの遺書に目を通せば、母にあてたもの奥さんにあてたもの、心打たれ涙が出てきて止まりません。

回天の操縦席の展示
そこからすこし歩き、訓練場跡地へ

回天発射訓練基地跡
この回天発射基地訓練跡は、昭和14年(1939年)に建設された「九三式酸素魚雷」発射試験場を、人間魚雷回天の発射訓練に活用したものです。
「九三式酸素魚雷」は、昭和8年(当時の日本暦2593年)に製作されたもので、長さ8.5m、直径61cmで、速力50ノット(おおよそ90Km)で、世界で最も優れた兵器のひとつでした。
この魚雷の発射試験は、魚雷を調整工場(現大津島小学校地)からトロッコに乗せてトンネル(隋道)を通って、ケーソン(鉄やコンクリート製の箱)で構築された発射台まで運び、天井クレーンで台の穴から海面に降ろして行なわれました。
昭和19年9月5日から、この施設を利用して回天の発射訓練に使用することとなりましたが、「九三式酸素魚雷」を改良して人が乗れるようにした回天は、長さ14.75m直径1mあり従来の穴から降ろせないので、別にクレーン(起重機)を設置して、突堤から海面に降ろしました。(今もクレーンの支柱跡が残っています。)
この起点として発射訓練が行なわれ、馬島回りコースや大津島回りコースなどがありました。 なおトンネルは当時のもので、長さ247m、入り口の幅3.5m、高さ4mで、中央部の
視線で広くなっている所には、当時を回想する7枚の大きな写真が展示されています。
周南市都市設備課

回天発射訓練設備、この光景と写真の階段、天国への階段というイメージでした。
今回のおでかけ情報の回天は、国内情勢により、人を追い詰めていく戦争の無常さを痛感しこのことを忘れてはいけない、子供にも伝えていくことが私達の使命であると感じました。
おでかけ情報では書ききれない想いもあり、回天に関するブロッグを作成し想いを書いていこうと思っています。
2006年09月24日
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